日時
2016年5月14日(土) 13時30分-20時00分(口頭発表,懇親会)
2016年5月15日(日) 10時00分-16時10分(ブース発表,大会式典,会員総会,シンポジウム,ワークショップ)
場所
学習院大学 目白キャンパス(〒171-8588 東京都豊島区目白1-5-1)
開催校委員
安部清哉(委員長),前田直子(副委員長),佐佐木隆,村野良子,鷲尾龍一,金田智子
協力
(学校法人)学習院,学習院大学,学習院大学文学部・日本語日本文学科,同 国語国文学会
全体スケジュール
13時30分-17時40分 | 口頭発表 |
A会場(西2号館 2階 201教室) B会場(西2号館 3階 301教室) C会場(西2号館 3階 302教室) D会場(西2号館 4階 402教室) |
18時00分-20時00分 | 懇親会 | 創立百周年記念会館 3階 小講堂 |
10時00分-11時00分 | ブース発表 |
E会場(創立百周年記念会館 3階 小講堂) F会場(創立百周年記念会館 3階 会議室1・2・3) |
12時10分-12時30分 | 大会式典 |
創立百周年記念会館 1階 正堂 |
12時30分-12時50分 | 会員総会 | 創立百周年記念会館 1階 正堂 |
13時00分-16時10分 | シンポジウム |
創立百周年記念会館 1階 正堂 |
13時00分-16時10分 | ワークショップ |
第1会場(西2号館 3階 302教室) 第2会場(西2号館 4階 402教室) |
5月14日(土)
【重要】14日(土)の入場時間について
14日(土)は昼まで通常授業が行われています。会場設営の関係で,西2号館の2階以上への入場は,12時45分以降にお願いします。
口頭発表 [西2号館] 13時30分-17時40分
A会場 [西2号館 2階 201教室]
-
逆条件を表す接続助詞「ても」と「たところで」の使い分けに関する一考察
張鋭(首都大学東京学生)
-
逆接を表すテ形接続―複合辞的な形式「ておいて」「(に)見えて」「てなお」―
江口匠(学習院大学学生)
-
逆接を表す「も」の特徴―「VN(する)も、~。」のヴァリエーション―
中西久実子(京都外国語大学)
-
プロソディによってマークされる引用―日本語とインドネシア語の自然会話において―
GINANJAR PIKA YESTIA(大阪大学学生)
-
日本語の新聞の論説記事における説得のストラテジー―メタディスコース研究の視点から―
金沢じゅん(東京大学学生)
B会場 [西2号館 3階 301教室]
-
字音接頭辞「当」と「本」について―両者の比較を中心に―
張明(学習院大学学生)
-
視点制約理論の妥当性に関する一考察―小説を中心に―
陳林柯(一橋大学学生)
-
様態・推定表現としての「様子だ」―ヨウダの史的変遷との関わり―
川島拓馬(筑波大学学生)
-
受容年齢層の差に基づく動詞の書き分けと難易度の比較―海外翻訳作品を対象に―
湯浅千映子(関東学園大学)
-
接続助詞に前接する品詞について―コーパスから見える南モデル―
中俣尚己(京都教育大学)
C会場 [西2号館 3階 302教室]
-
「現在に近い過去」を表す語彙の変遷
山際彰(関西大学学生)
-
近現代語における感情形容詞「切ない」の意味変化
佐々井明里(大阪大学学生)
-
「テミロ」相当形式による条件文の史的変遷
北﨑勇帆(東京大学学生)
-
中世末期から近世期のス・サス―いわゆる「受身的」用法について―
山口響史(名古屋大学学生)
-
「可能性」の意味用法の変化―大正から平成まで―
服部匡(同志社女子大学)
D会場 [西2号館 4階 402教室]
-
私版『言海』の見出し項目―稿本、校正刷を資料として―
小野春菜(清泉女子大学学生)
-
小新聞のルビ―『かなよみ新聞』『東京絵入新聞』『読売新聞』三紙を比較して―
NICHOLSON SEAN CHARLES(明治大学学生)
-
大正期『婦人公論』に見られる外国地名・人名とその表記―『中央公論』と比較して―
石井久美子(お茶の水女子大学)
-
明治期法律用語の性格―『民法応用字解』所収語の語構成を中心に―
南雲千香子(東京大学学生)
-
ニコライ・レザノフ『露日辞書』にあるキリル文字で表記された日本語の特徴について
浅川哲也(首都大学東京)
懇親会 [創立百周年記念会館 3階 小講堂] 18時00分-20時00分
会費: 事前申し込み(5月4日(水)まで) 一般 5,000円 学生 3,000円 /当日申し込み 一般 6,000円 学生 4,000円
※事前申し込みは締め切りました。
5月15日(日)
ブース発表 [創立百周年記念会館] 10時00分-11時00分
E会場 [創立百周年記念会館 3階 小講堂]
-
Webアプリケーションによる形態素解析の支援―「Web茶まめ」の開発―
堤智昭(東京電機大学),小木曽智信
-
映像KWIC による言語行動の直観的探索―対談番組のマルチメディア・コーパスを例に―
孫栄奭(韓国・済州大学校),石井正彦
-
『和翰名苑』における平仮名字体認識
岡田一祐(東京外国語大学)
-
CHISEによる漢字字体のデジタル記述―漢字字体規範史データベースを例として―
高田智和(国立国語研究所),守岡知彦
F会場 [創立百周年記念会館 3階 会議室1・2・3]
-
ハンセン病療養所入所者の方言受容
山根智恵(山陽学園大学),久木田恵
-
『現代日本語書き言葉均衡コーパス』に対する学校文法情報付与
今田水穂(文部科学省)
《昼休み》 11時00分-12時10分
大会式典 [創立百周年記念会館 1階 正堂] 12時10分-12時30分
会長挨拶 仁田義雄
開催校挨拶 神田龍身(学習院大学文学部長(予定))
学会賞授賞式
会員総会 [創立百周年記念会館 1階 正堂] 12時30分-12時50分
シンポジウム [創立百周年記念会館 1階 正堂] 13時00分-16時10分
日本語らしさとわかりやすい日本語
趣旨
現在,日本語は日本語母語話者間のみならず,日本語非母語話者とも発話内容を理解し合う必要性が高まっています。
そこで本シンポジウムでは,まず「日本語らしさ」のもととなる日本語の特徴をメタファー理解の認知メカニズムから指摘し,プラグマティクス研究と実践との接点として,「日本語らしさ」を離れても非日本語母語話者に速やかな理解・行動を促すことができる「わかりやすい日本語」とはどのようなものかについて議論したいと思います。
その1)クリスマス間近に,英語ではWe are approaching Christmasと言えるのに,日本語では「私たちはクリスマスに近づいている」と言わないのはなぜか。
―どの言語にも好まれる言い方があります。その言い方を支える人間の営みの背景には何があるのでしょうか。空間と時間の中で文法を司る人間の認知メカニズムから個別言語の特性を導き出し,現象の背景にある文法記述は可能か,英語との対照から見える日本語らしさを探ります。
その2)緊急時,「電話がかかりにくいです」という表現よりも,「電話が混んでいます」という方が,外国人など日本語情報弱者には分かりやすいと言います。それはなぜか。
―緊急時には翻訳・通訳を介する時間がありません。情報を確実に伝えなければならない緊急時や非日本語母語話者とのコミュニケーションでは,日本語母語話者が好む言い方から離れて,別の言い方が必要となります。日本語母語話者にも使え,かつ日本に在住する日本語非母語話者の人々にもわかりやすい日本語とはどのようなものか,先の「日本語らしさ」の議論を踏まえて探っていきます。
本シンポジウムには,日本語研究者のみならず,防災・減災,そして,東京オリンピック,観光立国として日本語を発信する方々にも,是非とも参加していただきたいと思います。奮ってのご参加をお待ちしています。
パネリスト
鍋島弘治朗(関西大学),廣瀬幸生(筑波大学),佐藤和之 (弘前大学)
司会
小野正樹(筑波大学)
企画担当
小野正樹,田和真紀子(清泉女子大学)
ワークショップ [西2号館] 13時00分-16時10分
第1会場 [西2号館 3階 302教室]
-
「日本祖語について」を超えて
平子達也(駒澤大学),Thomas Pellard(フランス・CRLAO),五十嵐陽介(一橋大学),早田輝洋(元大東文化大学),上野善道(東京大学)
第2会場 [西2号館 4階 402教室]
-
『日本語歴史コーパス』の拡張とその課題―「通時コーパス」をめざして―
小木曽智信(国立国語研究所),池上尚(埼玉大学),渡辺由貴(国立国語研究所),市村太郎(常葉大学),
近藤明日子(明治大学),間淵洋子(明治大学学生),岡島昭浩(大阪大学)